人生のいやーな思い出その4
皆さんこのフレーズ覚えていますか?
「お尻だって洗って欲しい」
そうです、TOTOのCMで戸川純さんが言ってた言葉です。
懐かしいと思った方、手を上げてくださーい!!
間違いなくあなたは30代半ば以上の年齢の方ですね
まあそんな冗談はさておいて・・・・。
あれは私がまだ若い頃、浜松某技術メーカーに勤めていた時の事。
私が所属する資材課はその日社長宅で懇親会をする事に。
当然若輩者の私たちは社長と話したこともなく、
課長もその日は朝から緊張モードでした。
数台の車で乗り合わせ社長宅まで行きました。
社長宅はかなり広く立派な建物でした。
皆で「すごいなー、さすが社長だわ」なんて言いながら大広間へ。
社長の訓示から始まり(これが結構長かった)経営ビジョンなどを延々話し
食事をしていない私たちはお腹も空いて、正直聞き飽きていました。
和室で足も崩せない為体はあっちへ傾きこっちへ傾きなんとか痺れを回避
していたのですが季節が冬という事もあり、我慢の限界が・・・・。
「ううぅ」あまりの痺れに声を出してその場で体が傾いてしまいました
当時の資材課メンバーは14人。
社員が少ないので当然私の様子は社長から丸見えでした。
社長が「どうしたんだ?、大丈夫か」
私は足が痺れたとは言えずに
「ちょっと冷えたみたいで・・・お手洗い行かせて頂いてよろしいですか?」
今の状況を回避するにはこの場から立ち去るのが1番だと判断したのです。
そしてお手伝いさんに案内されトイレに行きました。
トイレは洋式トイレでした。
トイレに座りながら足の痺れが治まるまでしばし休憩。
自宅と違いトイレも広くてキレイでした。辺りを見回していると・・・。
今まで見た事もない四角い物がタンクの横に付いていました。
「これなんだろう?」
よく見るとボタンがあり「押す」と書いてありました???
初めて見る代物に興味が無いわけがありません
私は試してみようとそのボタンを押したのです。
その瞬間、勢いよく便器から水が吹き出ました。
(◎-◎)
まさかそんなところから水が出るなんて思ってもいませんでした。
この時初めてウォシュレットの存在を知ったのです
なんとか止めなければと気持ちは焦ります
でもどうやって止めるかわからない
当然、その時考える事は・・・・たぶん誰もが一緒だと思います。
水が出ているところを手で押さえる
私は必死で便器の奥にあるノズルを手で押さえ
出て来る水しぶきを手で受け止めていたのです
しかしいつまでも止らない水しぶき
人を呼びたいけれど手を離したらさらに水浸し・・・
既に最初の水が出たときにトイレはあたり一面水浸しになっていたのです。
大きな声で「すみませーーん、誰かきてくださーーい」
と叫ぶものの、誰も来てくれる気配はありません
それもそのはず、お宅はかなりの広さなんです。
しかもまだ社長が延々と話をしていた為誰も廊下にすら出てきていません。
そして私の取った行動は・・・・・・・社長すみませんm(_ _)m
ノズルを折ってしまいました
偶然だったのですが
ノズルを折った事で水の方向が変わり上に飛ばなくなりました
この後速攻お手伝いさんを探しお手伝いさんに本当の事を話しました
その時のお手伝いさんの顔は今でも忘れられません
この事はまだ延々と話を続けていた社長の耳にすぐ入り話は中止。
そして課長と私が呼び出され「何も折る事はないじゃないか」とお説教されました。
課長にも大変申し訳なく思っております。
当然その後の冬のボーナスは同僚よりも少なかったのは言うまでもありません
私の苦ーーーい思い出です
PS みなさん知らないボタンを押すのはやめましょう
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